奥 麻里奈ドットコム

学ぶ母の生活と日々の散文

雑感

原稿というものは1日1本しか書けない、それが真実

気付いてしまった。

というか、前々から薄々気付いてはいたけど、心が認めることを拒否してきたというだけだが。

 

私が1日に書ける原稿は1本だけである。

ライターという「書く」ことを生業にしている職業であるにも関わらず。

 

無理矢理やればできないこともないかもしれないけど、その場合おそらくものすごく精神をすり減らすことになる。

1本というのは、1つのテーマについてまとまった分量、という結構アバウトな意味合いだけど、2テーマになってしまったとたん、心がへたりにへたってしまう。

なぜかと言うと、それは分からない。

はっきりとは分からないけど、まとまった文章を書くということはものすごく集中力を要請されることで、一度それを使ってしまうとあとは集中力の電池切れになってしまう、そういう感覚がある。

朝から晩まで書き続けることは不可能なのだ。

ということは、「書く」ことをライフワークにする以上は生きている意味が分からなくなるような内容の仕事ばかりで埋め尽くすわけにはいかないということであるのと同時に、「書く」ことだけで生計を立てようとすることにかなり無理があるということだ。というのは、ライターの仕事というものは、一筆走らせれば数百万を引き出せるような、マジックが使える種類の仕事ではないからだ。かなり実直なお値段設定になっている種類の仕事だ。

「1日に何本も書けない」このことを認めてしまうとライターという自負が危うくなってしまう。だからこれまで、その事実から目を背け続けてきてしまった。

だけど、今は言える。

それは、私が「1日に1本しか書けない」ことを前提に、仕事というもののあり方を構築していけばいいんだ、という風にようやく思えるようになったから。つまり、「書くことは1日に数時間しかできない、それ以外の時間は書く以外の仕事をすればいい」ということだ。

その具体的な内容についてはまた別の機会に…。

 

ライターは、毎日毎日朝から晩までずっと書き続ける存在。

知らず知らずそんな風に定義して自分で自分をグルグル巻きにして縛り付けていた、ライターという呪縛を解くことが、つい最近になってようやくできたのだ。

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